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                          手術室の空調システムでは、主としてHEPAフィルター、リターンガラリのラフフィルター、中性能フィルター等の一連のフィルターが使われています。
                          これらのフィルターは運用開始後には、塵・埃が付着しています。塵・埃が蓄積すると目詰まりを起こし、フィルターとしての性能が落ちてしまいます。
                          こうしたことを防止し、手術室が清浄環境を保っているかどうかを確認するために、年1回空調設備の保守点検を行う必要があります。保守点検では、主に次の項目を測定します。

                          浮遊微粒子測定
                          空気中の浮遊微粒子の数を測定し、その手術室が設計時の清浄度を保っているかの確認を行います。

                          清浄度回復性能測定
                          試験用塵・埃を手術室内に散布して、擬似的に清浄度が低下した状況をつくり、どの程度の時間で設計時の清浄度まで回復するかを測定します。

                          HEPAフィルター走査リーク測定
                          HEPAフィルターの濾材であるガラスペーパーの経年疲労による穿孔、フィルターとフィルターの接合面についているガスケットの劣化による隙間から、塵・埃がそのまま手術室に漏れていないかどうかを確認します。

                          室内循環風量・風速測定
                          手術室に供給される清浄空気が設計値通りの風量を有しているのか、また術野の清浄を確保するための風速が満足しているかの測定をします。

                          室内温度・湿度測定
                          手術室内の温度・湿度が手術施工に最適な状態かどうかの測定を行います。

                          室内外圧力差測定
                          手術室が隣接する区域に対して、陽圧を保っているかを確認します。